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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

目一杯補正をかけて、ユニットを裸で鳴らすとどうなるか

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目一杯補正をかけて、ユニットを裸で鳴らすとどうなるか。箱鳴りなし、背圧なし、バッフルなし、といいこと尽くめだが、フルレンジではパワーが入らず、混変調歪が盛大に出て、話にならないだろう。これをSPユニットマルチウェイ構成で解消し、マルチチャンネルアンプドライブとする。最近のデジタルチャンネルデバイダーは何十デシベルの補正でもできてしまうのである。デジタルチャンネルデバイダーは入力もSPDIFダイレクトで、DACも兼ねる。クロスオーバーは急峻だし、位相補正もやってしまう。ウーファーは100Hz以下の再生とすれば、2本で入力を稼ぎ、空振り承知でパワーをぶち込む、といった芸当が難なくできてしまう。
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デジタルチャンデバBEHRINGER ( ベリンガー ) / DCX2496 ULTRA-DRIVE PROで補正をかける
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こうしたコンセプトでできたSPシステムがこのORIONで、設計者はリンクヴィッツという方とのことである。過日某所で試聴会があり、聴いてきたが、大変透明感のある音で、従来のスピーカーとは一線を画すると思った。

ただし、このバラックみたいなスピーカーが好きになれるかは、人それぞれだろう。私としては、大きな可能性は認めるが、自分の現行システムを放り出してまで、乗り換えたいとは思わない。

しかし、もし一からオーディオ・システムを構築するなら、チャレンジするかもしれない。デジタル・チャンデバやAVアンプが格安で手に入るご時世なのだ。バラックだから、ユニットの交換も簡単。スピーカーシステムをユニット単位でグレードアップすることが可能なわけだ。

なお写真等はこちらのサイトから転用させていただきました。詳しくはご参照ください。
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by yoshisugimoto | 2012-09-28 19:00 | オーディオ | Comments(0)