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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

クーベリックとシカゴ響

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クーベリックとシカゴ響の4枚組みが届いた。このうちのモーツアルトのプラハはLP時代からお世話になっている。若きクーベリックはシカゴ響に50年から53年まで在任、たいへん辛い日々をおくったらしいが、後任がかのライナーで、着任時すでに65歳であった。ライナーはどこへ行ってもオケやソリストと対立、この年になるまでメジャーなポストを得られなかったのである。

もっともシカゴ響だって、ボストンやフィラデルフィアみたいなメージャーなポストでは決してなかった。ライナーは人生最後の亡くなるまでの10年間をシカゴ響で花を咲かせることになる。ライナーがポストを得られたのはクーベリックがうまくいかなかったお陰とも言えるだろう。

ところで、マーキュリーのモノ録音はFレンジ・Dレンジは凄いが、その反面、やわらかさ・艶・色気といったものがやや後退する。決してないわけではないのだが、このあたり老獪なデッカには一歩及ばない。

演奏: シカゴ交響楽団
指揮: クーベリック(ラファエル)
作曲: モーツァルト, ドヴォルザーク

1. 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」●ドヴォルザーク
2. 交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
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by yoshisugimoto | 2012-02-04 11:38 | クラシック音楽CD | Comments(0)