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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

シンフォニア・ダ・レクイエム

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もともとはチェロ協奏曲を、と思って入手したCD。LPでも持っているが買いなおしである。CDのジャケ写真がけっこうそそる。ロストロさんと、ブリテン・ピアーズのカップル?である。

チェロ協奏曲と思っていたが、実はチェロ交響曲というのだそうだ。それはさておき、2曲目に収録されていた、シンフォニア・ダ・レクイエムにたまげてしまった。個人的に昔は戦争交響曲と混同していたが、こちらは鎮魂交響曲と訳されていたこともあったようだ。

レクイエムと言っても歌は一切ない。3楽章の交響曲である。「日本政府の依嘱により、皇紀2600年奉祝曲として作曲されたが、宗教的な理由や、皇室に対する非難を含むものと見なされたために、日本政府より却下された」といういわくつきの作品で、その意味ではわが国とのえにしも深いのである。

印象的なのは2楽章で、高速で疾駆する感じ。超難曲ではなかろうか。このころのデッカは音もいい。

Britten: Cello Symphony, op. 68; Sinfonia da Requiem, op. 20; Cantata misericordium, op. 69
Benjamin Britten (Artist), Mstislav Rostropovich (Artist), Peter Pears (Artist)
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by yoshisugimoto | 2012-01-06 12:45 | Comments(0)