ボケッとした音のケーブルで固めてはじめてバランスが取れる
2010年 02月 19日

6Nとか8Nとかいったケーブルは確かに解像度は高いが、低音の出ないケーブルが多い。出ないと言って語弊があるなら、相対的に中高音が勝った音になる。その結果、音はきつくなる。これは日ごろ痛感している。
だから、オーディオ雑誌を読んで、推薦されているケーブルを組み合わせていっても、ろくな音にならないと思う。なるほど、ケーブル単品として優れていても、システム全体としてはきつい音になってしまう。オーディオはどこかボケッとした音を入れないと、聴くに耐えないのだ。多くのマニアはこのへんがわかっていないのではないだろうか。
さらに言うと、とくにオーディオ用でないボケッとした音のケーブルで固めてはじめてバランスが取れるのが現代オーディオではないかと思う。
SPケーブルでは低音が良く出てバランスよく感じるのがキャブタイヤケーブルなどの強電用ケーブルだ。インターコネクトケーブルでは、SPケーブルで自作したケーブルがバランスがいいと感じる。その意味では、SPケーブルもインタコも太いケーブルに限ると思っている。細いケーブルは経験的にダメだ。
偏見だが、その意味でメーカー製ケーブルの評論の意義に疑問を感じざるを得ない。大体の傾向は読めばわかるが、だからといって音が良くなる保証はどこにもない。良くなったと思ったのは、実を言えばきつくなっただけ、と言うのが極めて多いのではないかと思う。そうした錯覚がケーブルの世界には蔓延しているのは事実だろう。

この課題は難しいですね、人それぞれの考え方が違うので、一概に決め付けるのは危険かと・・・・。その意味からオーディオ誌の鵜呑みは失敗の素だと同意しますが、太いケーブル=低音が伝わると言うのは電気理論的に考えても乱暴な意見かと思いますが、如何でしょう?
オーディオアナログ信号は、交流信号です直流のように線路抵抗の影響は余り影響は受けません。それより、送り出しAMPとSPのインピーダンスマッチングの方が重要で、マッチングが取れれば、SPケーブルなんて200円/mのビニルコードでも朗々と鳴る低音が送れると考えております。
オーディオアナログ信号は、交流信号です直流のように線路抵抗の影響は余り影響は受けません。それより、送り出しAMPとSPのインピーダンスマッチングの方が重要で、マッチングが取れれば、SPケーブルなんて200円/mのビニルコードでも朗々と鳴る低音が送れると考えております。
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物理学の理屈と聴いた感じはギャップがありますねぇ。私はSPケーブルと電源ケーブルは太いものを使う主義です。ケーブルはぼけっとした音を出すケーブルがむしろいいケーブルと言っていいくらいです。年季のはいったマニアならこのあたりの感覚は理解いただけるものと考えております。

こんばんは検索で引っかかりました。
確かにボケッとした音のケーブルをワンクッション挟むと良い塩梅になる感じはありますね。ケーブルはケーブル単体で考えると電線病に陥りやすい感じがします。
確かにボケッとした音のケーブルをワンクッション挟むと良い塩梅になる感じはありますね。ケーブルはケーブル単体で考えると電線病に陥りやすい感じがします。
はじめまして。
電線病は堂々巡りで、良くなったと思ったのもつかの間、実は一長一短、それどころかきつくなっただけ、が多いですね。市販のケーブルは一聴して差がでないと売れません。そうした音作りのケーブルは使いこなすためには、ボケッとしたケーブルを併用する必要があると考えます。
電線病は堂々巡りで、良くなったと思ったのもつかの間、実は一長一短、それどころかきつくなっただけ、が多いですね。市販のケーブルは一聴して差がでないと売れません。そうした音作りのケーブルは使いこなすためには、ボケッとしたケーブルを併用する必要があると考えます。
ご無沙汰しています。最近多忙の為あまりブログを更新したりネット徘徊したりする時間が取れていませんでした。この記事でおっしゃってる事は全く同感です。最近のオーディオの出す音は確かに高解像度でまるでカミソリで描いたような音を出しますよね。バイオリンなど金属音のようになってしまいます。私はケーブルの違いには鈍感な耳なのですが、アンプとスピーカーは温もりを感じるものを選んで使っています。高解像度でギラギラした音に慣れた人には正に「ボケッ」としたオーディオなんだと思います。そこがいいんですけどね。
こちらこそご無沙汰しております。
「高解像度でまるでカミソリで描いたような音」は誰でも金さえかければ出せるのだと思います。むしろそうした機器から生さながらに刺激音を微塵も感じさせない音を出すのに、キャリアとスキルが要るのです。そしてこれは結構ハードルが高いと思っています。
「高解像度でまるでカミソリで描いたような音」は誰でも金さえかければ出せるのだと思います。むしろそうした機器から生さながらに刺激音を微塵も感じさせない音を出すのに、キャリアとスキルが要るのです。そしてこれは結構ハードルが高いと思っています。
by yoshisugimoto
| 2010-02-19 06:58
| オーディオ
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Comments(6)