Horace Silver Trio (Remastered)
2009年 10月 14日

いかにオケ好きの筆者でもたまには食傷する。そのときはジャズも聴くのだが、ここ数日はまっているのはホレス・シルバー・トリオである。このアルバムは色違いの青ジャケがあり、こちらはクインテットのメッセンジャーズだが、未聴。トリオはパウエルの録音のようにもっと古色蒼然とした音かと思っていたが、ベース・ドラムスとも極めてクリアに録れている。リマスターが効いている感じだ。スタイルはもろパウエルだが、本家本元より、亜流のこちらのほうがむしろ聴いていて楽しい。シルバーにはパウエルにない明るさがあるのだ。
当時パウエルは全盛期を過ぎ、レッド・ガーランドやウィントン・ケリーもまだ活躍しておらず、モンクの評価も定まっていなかった。シルバーこそ時代をリードするピアニストだったのだ。フルヴェン没後ミトプーが一時活躍していたような感じだろうか。
Horace Silver (piano), Gene Ramey, Curly Russell, Percy Heath (bass), Art Blakey (drums), Sabu (congas).
Recorded: 1952-10,53-11
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by yoshisugimoto
| 2009-10-14 16:57
| ジャズ
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