コンヴィチュニーの第九ライブ
2009年 08月 18日

コンヴィチュニーの最晩年の録音となる日本公演のライブだ。ゆったりとした聴きやすい音で録られている。4楽章のみ日本の独唱者とコーラスが入るが、お話にならないようなひどいレベルでもなく、総じて健闘している。とくにバリトンの中山悌一は立派なものである。
コンヴィチュニーはフルトヴェングラーやトスカニーニとずいぶん芸風が違うが、これはこれで立派なものだ。アル中だったそうだが、そんなことも感じさせない。好演奏の好録音と言えよう。
・ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』
笹田和子(ソプラノ)
川崎静子(アルト)
布施隆治(テノール)
中山悌一(バリトン)
アサヒコーラス
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
録音:1961年5月1日、日比谷公会堂(NHK収録、ステレオ・ライヴ)
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by yoshisugimoto
| 2009-08-18 06:27
| クラシック音楽CD
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