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クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

Goldring1012GXを導入

Goldring1012GXを導入_b0109511_10554662.jpg
トーレンスのTD190-2 /TP19に付属のカートリッジはOrtofonのOMB10というバルク品である。ローコストながらなかなかいいのだが、やや高域が粗く、大味だ。ジャズには不満はないが、クラシックの弦はしんどい。フルレンジみたいな音と言えばいいだろうか。

カートリッジは交換可能なので、ネットで選択肢を探してみた。このプレーヤーにMCカートリッジを持ってきて、トランスやヘッドアンプを使うのはバランスが悪い。コスパの良いMMが正解だろう。しかしOMB10と大差ないのなら、交換の意味がない。その意味で3万円までのMMが対象となる。Goldringというイギリスメーカーの1012GXという商品がよさそうなので、これに決めた。レビューには繊細な柔らかい音と書かれていた。

交換後の音は期待通りだった。ただ思いのほかOrtofonのOMB10は良かったなというのが実感だ。付属カートリッジとしてはベストの選択ではないか。Goldringはもちろんトータルでは上回っているが、OMB10はバリバリと鳴りがよく、Goldringにない良さがあるのも事実だ。

どなたか書いておられたが、結局悪いカートリッジはないのだと感じる。好みの違いがあるだけのようだ。

Goldring1012GXを導入_b0109511_11145491.jpg今回交換してわかったのだが、トーレンスのプレーヤーは機種専用シェルを使う。外形は一般シェルと大差ない。カートリッジを付け替えて楽しむ商品コンセプトではないようだ。もちろんそれで全然差し支えない。私はカートリッジを変えて楽しもうといった趣味はないからだ。
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by yoshisugimoto | 2009-04-07 22:28 | オーディオ | Comments(0)