小澤の幻想ライブ
2009年 01月 19日

幻想交響曲は何度聴いても飽きない古今の名曲だと思う。クリュイタンスやミュンシュ、ミトロプーロスやマルケヴィッチやアンセルメ、といったステレオ初期の録音に記憶に残るCDが多い。大穴はルイ・フレスティエ盤だ。57年の録音だが、演奏も録音も一級だ。
宇野功芳の影響で、小澤をよく言わない人は多い。ニュートラルなのが小澤氏の持ち味だ。ただこの幻想は正直あまり個性を感じない。演奏会場にいたひとにはいい記念になると思う。しかし、末永くファンに支持される演奏のようには思えない。リリースはデッカ・レーベルだが、改めてフリップス・レーベルはなくなったのだな、と思い知らされることになった。
ま、こうした最新録音もたまにはいいだろう。
1. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ジュリア・パイラント(ホルン)
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
2. 第1楽章:夢、情熱
3. 第2楽章:舞踏会
4. 第3楽章:田園の情景
5. 第4楽章:刑場の行進
6. 第5楽章:魔女の祝日の夜の夢
サイトウ・キネン・オーケストラ、指揮:小澤征爾
録音:2007年9月6日、8-9日、松本 長野県松本文化会館
オーケストラ再生のオーディオ ←このブログの関連サイトです
by yoshisugimoto
| 2009-01-19 21:26
| クラシック音楽CD
|
Comments(0)