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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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BS243 Limited を入手



オーディオをやっているとスピーカーが1系統だけではどうも欲求不満である。ほかの音も聴いてみたい。そういうわけでアルテックのフルレンジを買ってみた。つまらないアンプでドライブしてもつまらない音にしかならず、やっぱりマッキンの管球アンプでドライブしたい。そういうわけで最高級のラックスのSPセレクターも買った。しかし、アルテックのフルレンジではメインスピーカーとの実力差がありすぎる。やはり、高音の品位が高くないと一級のSPとは言いがたい。

そんなわけで、かねてからエラックのスピーカーには注目していた。TWがJETⅢというハイルドライバーでいかにも柔らかく高品位な音がしそうである。3ウェイのミッド・レンジはハイパス・フィルターとローパス・フィルターが直列にはいり、バンドパスフィルターを構成するが、これは音質的に不利である。エラックは2ウェイや2.5ウェイ構成で、ハイパスかローパスのみ、これは音質的に有利だ。

2008年夏にBS243 Limitedという1000セット限定の製品が発売された。これはBS243のネットワークを空芯コイルとしたもので、いかにも良い音がしそうだ。片チャンネル9万と安くはなかったが、ピンと来たので買うことにした。ローコストSPを買ってもいいが、メインSPのビクターSX-V7と張り合えないなら、安物買いの銭失いになるのではないかと思ったわけだ。

さて結線してみて驚いた。全帯域にわたって満遍なくハイスピードである。とくにTWは柔らかく自然な音で、ハイファイ的にエッジが立った感じは皆無だ。パッシブ・サブウーファーは共用しているので、ローエンドは十分確保できている。はっきり言ってメインSPのSX-V7をしのいでしまった。これからのエージングが楽しみだ。ハイルドライバーはもともとハイスピードであるが、この製品はハイルドライバーに見合ったウーファーが開発できたのがポイントであるようだ。ウーファーのコーンは何となく缶チューハイの缶を連想させるような造形である。

SX-V7も悪いわけではないのだが、やはり余分な音が出ている感じがする。SX-V7は1995年発売で、すでに一回り以上前の製品である。古女房なので、放り出す気はないが、やはりこの間の技術革新は明らかである。はっきりした実力差を実感した。

我が家のCDは最新スタジオ録音はほとんどなく、ヴィンテージ録音か、ライブ録音が多い。こうした古い録音を再生しても、全域がハイスピードなら、フレッシュによみがえる感じがする。エネスコのバッハ(コンチネンタル盤)の復刻CDを再生してみて、こんな音だったのかと改めて感心した。エネスコに限らず、古い録音の再生はいずれも味わい深い。紙のフルレンジの分割振動ではまず味わい得ない音だ。

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by yoshisugimoto | 2008-08-11 06:59 | オーディオ | Comments(0)