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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

マスタークロックを交換



AA誌をながめていて、サウンドデン社にCDPのマスタークロック交換してもらうことを思い立った。インフラノイズの外部クロックは筐体とケーブルばっかり増えるので、気が進まなかった。サウンドデンの方はCDPを送って基板を交換してもらうので、筐体は増えない。それに値段も10万ちょっとと外部クロックに比べてもリーゾナブルだ。

私のCDPはMARANTZのSA11S1だが、現状はCDはかかるが、SACDのハイブリッド・ディスクはエラーが出てかからない。購入当初からCDドライブのメカの当たりが悪いのだ。この状態でマスタークロックだけを交換するのももうひとつである。修理も一緒に頼むことにしよう。しかし、CDPを修理したうえでマスタークロックを交換するとなれば、日数もかかってしまう。

サウンドデン社に相談したところ、MARANTZのSA11S1のマスタークロック交換した貸し出し機を提供するので、修理中はこれを使ってください、というオファーがあった。もちろん渡りに船と、2つ返事でお願いすることにした。過日、CDしかかからない現用機を出荷し、昨日代わりの貸し出し機が届いた。

マスタークロックを交換した貸し出し機は思いのほかハードな音である。知人も同社でクロック交換をしたのだが、当初はハードな音でひと月くらいで落ち着いたと話していた。それである程度覚悟はしていた。さしあたりジャズには問題ないが、弦の再生はハード過ぎると言わざるをえない。それからするとこの間まで使っていた現用機は柔らかさは絶妙だった。正直マスタークロック交換を止めとこうか?とためらったほどである。

しかし一方で可能性も感じる。試聴機はエージング不足なのだろう。あまり使いまわされた感じはない。とはいえ、ここまで来たら後戻りもどうかと思うので、新クロックを何とか使いこなしたいところである。

それでCDをじゃんじゃんかけて浴びるように聴いたのだが、どんどん音が柔らかくなってゆく。これなら安心だ。私はDACはインフラノイズのDAC-1を使っているが、DAC-1とマスター・クロック交換によってCDでもSACDに迫る解像力が得られるのは素晴らしいと思う。私はSACDにはさして興味はなくCD再生にこだわりたいのだ。

ただ貸し出し機がうまく鳴っても、修理したCDPが戻ってくれば一からエージングが必要だ。この点はトホホである。
マスタークロックを交換_b0109511_1703461.jpg
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by yoshisugimoto | 2007-08-11 16:59 | オーディオ | Comments(0)