グールドのバッハ・ヴァイオリン/チェロ・ソナタ
2007年 08月 03日
グールドが弾くバッハのノン・レガート奏法は好きだ。チェンバロで弾くより、メロディがはっきりする。またグールドは鍵盤をずいぶんと高い位置に持ってきて、決して体重をかけて叩いたりしない。それでピアノが繊細・微妙な音色を出すのだ。音色からピアノの銘柄を割り出すのは難しいが、結構冷たい感じの音色なので、スタインウェイではないかと思う。
ヴァイオリン・ソナタとかチェロ・ソナタを聴くと、主役はピアノのグールドに聴こえる。ハイメ・ラレードとレナード・ローズはどちらかというと地味な芸風で、このCDの狙いに合っている。あり得ない話だが、チョン・キョンファとかロストロポーヴィッチみたいな派手な芸風はこういうCDには合わないだろう。
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by yoshisugimoto
| 2007-08-03 06:37
| クラシック音楽CD
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