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by yoshisugimoto
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6Nケーブルはワンポイントで

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私はメーター何百円までの工業用ケーブルを使う主義なので、最近のオーディオ雑誌でどんな商品が紹介されているか、まったく知らない。しかし、20年ほど前は、スピーカーケーブルの定番と言えば、アクロテック(現アクロリンク)の6N-S1040だった。メーターあたり8000円ほどしたと思う。だいぶ前だがこれを使っていたことがある。

6Nケーブルはハイ上がり、低音はあまり出ないというバランスで、使うのは結構難しい。例えば、ケーブル全てを6N・7N・8Nといった高純度ケーブルで統一すると、高価な割にはロクな音にはならない。とくにフルレンジとは相性が悪い。長岡さんは「市販のケーブルはチリチリした音がする」と言って、キャブタイヤケーブルやFケーブルを推奨し、市販のケーブルについてほとんど語らなかった。フルレンジ党の長岡さんとしては当然そうなると思う。

私のメインスピーカーはメーカー製3ウェイだが、市販のケーブルはどれも良くなく、すべてオーディオ用途ではない工業ケーブルを使っている。ピラミッドバランスのサウンドを目指してきたので、低音の良く出る、つまり相対的に高音の出ないマイルドな音のするケーブルをすべての箇所に使用している。これで全く差し支えない。工業ケーブルでのみピラミッドバランスが可能になるといっても過言ではない。

しかし、こうしたマイルドなケーブルの相乗効果が行き過ぎると、刺激音はないが、のっぺりした、雑な音になることがある。現用のフルレンジにそうした傾向が多少あったので、スピーカーケーブルのスピーカー側に1mだけ手持ちの6N-S1040の切れ端を足してみた。結果は大成功で、癖なく高音がすかっと抜ける高品位な音が実現した。

高純度ケーブルは特に使う必要を感じないが、使うとすれば、どこか一か所ワンポイントで隠し味的に控えめで使うのがいいようだ。
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by yoshisugimoto | 2017-06-25 21:59 | オーディオ | Comments(0)