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クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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フルレンジで難しいのが繊細な弦の再生

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フルレンジで難しいのが繊細な弦の再生だ。フルレンジは分割振動で鳴っているので、どうしても荒れやすい。布ドームTWの2ウェイと比較するとどうしても分が悪い。しかしF120Aだけは例外的で、布ドームTWの2ウェイの90~95パーセント再生する。さざめくような弦も出せる。

ただし、ヴァイオリンはもともと分割振動で音を出している楽器なので、近くで聴くと結構きつい音だ。そう考えると、フルレンジの出すきつい音もあながちダメなわけではないと思う。ある程度のきつさのある音が正しいということになる。それを勘案すると、ネットワークの入らないフルレンジでヴァイオリンを鳴らして楽しめるならそれに越したことはないはずだ。

フルレンジでヴァイオリンがうまく鳴るようにチューニングすると、ジャズのシンバルはやっぱり少々おとなしくなる。これは何を取って何を捨てるかの問題だ。我が家ではヴァイオリンを取って、シンバルはおとなしめの音としている。これでも音全体としては素直で、好感は持てる。

フルレンジは分割振動の妥協の産物なので、生そのものとはいかず、その個性で味付けしてしまうところがある。よく出来たフルレンジはこの味付けが絶妙で、いくら聴いても飽きない。F120Aはこの域に達している。FE103Enを放出したのは、今後頑張ってもこの域に達するのは無理と判断したからだ。
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Commented by 雪まるだ at 2017-06-22 16:47 x
すっかりF120Aがお気に入りですね♬ まだ生産しているので確保していないですが。分割振動といえば昔のソニーのAPMがいいのですが30年以上昔の小さなAPM-007AVという
フルレンジがすっかり気に入ってしまいました。ソーラーで鳴らしたら驚くほど素敵です。
Commented by yoshisugimoto at 2017-06-28 00:16
最近はフルレンジばかりです。サブウーファー2種類を同時に使えば6畳なら12cmで十分です(笑)
by yoshisugimoto | 2017-06-18 18:47 | オーディオ | Comments(2)