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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

カラヤン/ベルリン・フィル 1977年東京 普門館 ライヴ

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カラヤン/ベルリン・フィル 1977年東京 普門館 ライヴ_b0109511_652766.jpg
1977年東京 普門館における ライヴ録音。カラヤンとベルリン・フィル絶頂期の記録。今からちょうど40年前で、当時、小生は大学浪人中だった(笑)以下は、CDのキャッチ。

★TOKYO FM が全曲をなんと全曲録音しておりました。しかも録音にあたってはお馴染みTOKYO FM の名プロデューサーだった東条碩夫氏(現・音楽ジャーナリスト) があたり、さらにストコフスキーも絶賛した腕前の日本が誇る名エンジニア若林駿介氏を動員し、万全の体制で臨みました。すこぶる良好な大ステレオ録音!また、トラなしのベルリン・フィル正規メンバーのみで臨んだ「運命」「田園」は朝日放送がテレビでモノラル放送したためFM未放送で今回がステレオ録音初公開!ちなみにティンパニーはかのテーリヒェンが第2,4,8,7番を担当、残りをフォーグラーがたたいています。カラヤンとテーリヒェンのレコードは少なく貴重です。また、コンサート・マスターは第1,3番がシュヴァルベ、残りをシュピーラーとブランディスが担当。そして、カラヤンが激賞した田中信昭氏率いる合唱団とが第9で日本人離れしたとんでもないボルテージの合唱を展開!必聴と申せましょう。
この音源はチクルス全集(下)で出ているが、価格的にも時間的にも荷が重い。そこで1枚だけつまみ食いである。1枚でも聴けば、他の見当はつく。

演奏は気迫みなぎる感じで、カラヤン節を感じない中庸を得たもの。録音は良好で今の新録音とほとんど遜色ない。ただかなりデッドな響きで、満員の聴衆に相当音が吸われている。演奏が終わるとまさに万雷の拍手。記録として貴重だ。エロイカはいろいろ優れた名演奏があるが、これもその中の1枚として加えられよう。
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by yoshisugimoto | 2017-04-01 07:06 | クラシック音楽CD | Comments(0)