アンチェルのグラゴル・ミサ/タラス・ブーリバ
2017年 01月 26日
グラゴル・ミサは古代教会スラヴ語のミサ典礼文によるとのことであるが、宗教曲らしくない。聴きやすい曲でもない。しかし、しばらく聴いていると、結構な名曲であることがわかる。ミサというよりはカルミナ・ブラーナのような声楽作品と捉えるのが妥当なように思う。終盤にオルガンの迫力のソロがある。異色の曲である。
「タラス・ブーリバ」 はなじみの深い名曲だが、アンチェル盤はステレオで、ターリヒ盤より明らかに迫力がある。
古いプレスだが、HDDプレーヤーに取り込んで聴くと、まったく古さを感じず、スプラフォン録音の優秀さを堪能できる。アンチェルは結構まとまった録音を残しているが、以前思っていたよりもずっと素晴らしく、認識を新たにした。
ヤナーチェク:グラゴール・ミサ / 狂詩曲「タラス=ブーリバ」 アンチェル / チェコpo. & cho.
by yoshisugimoto
| 2017-01-26 19:31
| クラシック音楽CD
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