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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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アンセルメのラスト録音「火の鳥」

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この2つは同じ音源で、アンセルメのラスト録音。1969年にスイスロマンド管ではなく、イギリスのニュー・フィルハーモニア管を指揮したもの。同年アンセルメは死去する。

上は以前キングレコードで出ていたもの。下は現行のユニバーサル盤である。音は少々異なる。キング盤は低音がアナログ的に膨らんで、やや厚みがある。これに対してユニバーサル盤はニュートラルな感じ。個人的にはキング盤が好みだ。

ユニバーサル盤を初めて聴いた時は?こんなものか?と思った。薄っぺらくて、Fレンジ・Dレンジともあまり大したことない。とくにグランカッサがイマイチだ。悪い録音ではないのだが、ラスト録音であっても、ベスト録音ではないように感じた。

過日キング盤の1円CDをアマゾンで見つけた。もしかしたらキング盤で欲求不満が解消するかもと思い、入手してみた。グランカッサがイマイチなのは相変わらずだが、アナログ的な音にかなり溜飲が下がった。と言っても、手持ちのユニバーサル盤をすべてキング盤に買い直したい、というほどではない。もともと同じ音源なので、音楽の質が変わってしまうようなことはない。

キング盤を好むのは私の生い立ちもあるだろう。私が学生のころはデッカはキングレコードから出ていた。当時ラボラトリー・シリーズという高音質LPがあって、1枚2800円。学生のころは(今も?)廉価盤ばかり買っており、手が出なかった。今なら大人買いしてみたい筆頭アイテムなのだが、そうしたノスタルジーもキング盤を好む理由だと思う。
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by yoshisugimoto | 2017-01-24 00:21 | クラシック音楽CD | Comments(0)