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by yoshisugimoto
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クレンペラーの57年第九ライブ

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以前知人宅で聴かせてもらったことがあって、その時青焼きも頂戴したのだが、今回安く出ていたので、思い切って買い直した。

1957年の録音としては異様に生々しい。冒頭の拍手からして違う。技師にクリストファー・パーカーの名があるので、EMI系の録音なのだが、EMIにありがちな平面的な感じは全くない。立体的に音が立っている。

これはクレンペラーの指揮とも無縁ではない。後年のクレンペラーは演奏は巨大でもリズムは重い傾向があるのだが、この演奏は若々しくリズムにも切れがある。結果的にティンパニの音も良く録れている。合唱は、バイロイトからピッツを招聘して鍛えたとのことで、こちらもさすがである。

唯一の難点は4楽章後半冒頭のグランカッサの音が弱いことである。古いトスカニーニ盤でもここは風圧が来る。

スタジオ盤は同じ陣容でこの後すぐに録りなおしたそうだ。スタジオ盤も入手したが、こちらの存在意義は低い。第九はいろいろ名盤があるが、この録音をベストに推す人も多いに違いない。

Symphonie n°9 Op.125 avec solistes & chorus / Aase Nordmo-Lovberg, soprano - Christa Ludwig, contralto - Waldemar Kmentt, ténor - Hans Hotter, basse - Philharmonia Chorus - Philharmonia Orchestra - Dir. Otto Klemperer
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by yoshisugimoto | 2016-09-28 06:52 | クラシック音楽CD | Comments(0)