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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

Byrd Jazz DONALD BYRD SEXTET

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ドナルド・バード若かりしころ、故郷デトロイトにおけるジャム・セッションを収録したもの。55年の録音。ユセフ・ラティーフ、バリー・ハリスなどの有名どころも参加しているが、もちろん当時は無名だったに違いない。

演奏は悪くないが、他のトランジションのアルバムと比較すると、録音が何とも雑だ。商品として高い価値はつけられない。守安祥太郎のモカンボ・セッションみたいな感じと言ったらわかっていただけるだろうか。記録的な側面が強く、アルバムとして制作した作品という印象がないのだ。そのせいか、日米ともアマゾンでコメントはついていない。

珍しいのはユーフォニウムのソロが聴けること。フレンチホルンみたいな音だが、やや音域は低い感じ。

ジャケット・デザインは当時としては斬新。このオリジナル・ジャケットで再発(但し、Transitionのレーベル名は消されてFreshsoundとなっている)された時は多くのファンが狂喜したらしい。その意味ではコレクター向きの一枚。

トランジションもこれで6枚目だが、そろそろ打ち止めにしようと思う。

Byrd Jazz
DONALD BYRD SEXTET
【Tracklist】
1.MC Willie Bowen - Introduction
2.Blues Walk
3.Torsion Level
4.Yusef
5.Dancing In The Dark
6.Shaw ‘Nuff
7.Parisian Thoroughfare
8.Woody ‘n You
【Member】
Donald Byrd(tp), Bernard McKinney(euphonium), Yusef Lateef(ts), Barry Harris(p), Alvin Jackson(b), Frank Gant(ds),
Recorded in concert at The World Stage, Detroit, Mi. August 23, 1955. Newly remastered.
24 Bit Digitaly Remastered.
Reissue from the Transition album 「Byrd Jazz」(TRLP-5)
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by yoshisugimoto | 2016-02-09 06:51 | ジャズ | Comments(0)