交響曲第4番、第7番 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1944)
2016年 01月 26日
4番は52年のスタジオ録音を愛聴してきたが、演奏から聴かれる気迫は43年版のほうが上だ。復刻もノイズはあるが、ヘッドフォンで聴いたりしなければ気にならない。低音の豊かな恰幅ある音で、52年録音に遜色あるようには思えない。したがって、43年録音を上位に置きたい。7番も同様。装置がよくなるほど、うまく再生される。SICMOSアンプで再生して、以前との印象の違いに驚いた。
たとえばペーター・マークのパドヴァ・ベネト管と比べたら、やっぱり新しい録音はいいな、と思うのであるが、これだけふくよかな音で鳴るのであれば、今フルトヴェングラーを聴く意味は大いにあると思う。
■ベートーヴェン:①交響曲第4番
■ベートーヴェン:②交響曲第7番
フルトヴェングラー(指)ベルリン・フィル
(①放送録音メロディア盤1943年②戦時録音メロディア盤1943年)
by yoshisugimoto
| 2016-01-26 05:31
| クラシック音楽CD
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