江川三郎氏が死去
2015年 01月 22日
江川 三郎氏(えがわ・さぶろう=オーディオ評論家)18日、悪性リンパ腫のため死去、82歳。告別式は23日正午から東京都杉並区南荻窪4の34の10の長明寺会館。喪主は次男、昇二郎氏。
著書に「江川三郎実験室」や「江川三郎のオーディオ研究ノート」など。
江川さんはうちの両親と同い年。長岡さんと比べたら長生きされたということだと思う。長岡さんが亡くなる直前まで現役だったが、江川さんは近年筆を折っておられた。その意味では、最近の詳しい消息は不明だった。
江川さんは個人的にどちらかというと接点があったほうである。アイワのLPプレーヤーは影響されて買ったし、AC電源の減圧の実験もお付き合いしてやってみた口である。オーディオの自作記事もしばしば雑誌に登場したが、その大半が実験作という趣で、あまりつくってみたいと思わなかった。しかし、発想は豊かで、やや冗長ではあったが、多くの記事を書いておられた。
その説くところはローコストのミニマル・オーディオとでも言えばいいのか。ステサン誌とは全く価値観が対極にあり、同誌に登場することは絶対にありえないと思われた。ハイエンドオーディオを正気に戻す役回り、それが江川さんだった。私は製作記事を実際に作ってみることはなかったが、その記事には共感できるところが多々あった。そんな江川さんでも、70年代はトリオの会長から譲ってもらったパラゴンを保有していたこともある。
長岡さんと仲は悪くなかったらしい。泉下で再会できたと想像すると楽しい。オーディオ評論家第一世代は少なくなった。存命なのは菅野さん、藤岡さん、柳沢さん、貝山さんといったところだろうか。最近雑誌を見ないので良くは知らない。
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杉ちゃん
at 2015-07-29 12:32
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菅野さんは既に現役引退されてますねぇ~、藤岡さんも耳に自信(一時期2万Hzが聞える
と豪語されてた)が持てなくなったのか、登場回数は少ないです。
あと、傳さんも登場しないですね、ひとり、さびしくノーチラスを聴いているのでしょうか?
と豪語されてた)が持てなくなったのか、登場回数は少ないです。
あと、傳さんも登場しないですね、ひとり、さびしくノーチラスを聴いているのでしょうか?
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yoshisugimoto at 2015-07-30 13:26
もうオーディオ雑誌は買う気がしませんね。ネットで十分。業界には貢献できませんが・・・
by yoshisugimoto
| 2015-01-22 10:25
| オーディオ
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Comments(2)