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by yoshisugimoto
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ブスターボの録音

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いにしえのヴァイオリニストで手に入りにくいのは、ブスターボの録音だ。ナチスの協力者ということで、戦後は冷遇され、放送録音しか遺されていないようだ。これまで出たCDはSP時代の録音とモノラル時代の録音の混淆で、イマイチ購買意欲が湧かなかったのだが、今回出たメロクラシックというシリーズでは、59年と63年の放送録音で、買わないわけにはいかない。

冒頭のヴィルヘルミ編パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番ははじめて聴いたが、こういう時代がかった編曲は今日誰も演奏しないだろう。この曲にはクライスラー編曲のものもある。もちろんクライスラー以外は弾かないし、弾く理由もない。

しかしこうした大時代の録音は面白いし、好きなほうである。復刻の状態は極めてよく、たいへん高品位な音が聴かれる。最近の復刻技術は一段と進化しているのを感じる。結構なテクニックと音楽性を併せ持つ人のようで、戦後埋もれたのが気の毒である。

このシリーズはもう1枚くらい買っておきたいところだが、深入りするとキリがなさそうだ。

● パガニーニ/ヴィルヘルミ編:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
● サン=サーンス:序奏とカプリチオーソ Op.28

 グィラ・ブスターボ(ヴァイオリン)
 ミュンヘン放送管弦楽団
 ローベルト・ヘーガー(指揮)

 録音時期:1959年1月28日
 録音場所:ミュンヘン

● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

 グィラ・ブスターボ(ヴァイオリン)
 スイス・イタリア語放送管弦楽団
 オトマール・ヌッシオ(指揮)

 録音時期:1963年2月12日
 録音場所:ルガノ、アポロ劇場クルザール
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by yoshisugimoto | 2014-10-16 08:18 | クラシック音楽CD | Comments(0)