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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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諏訪根自子

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諏訪女史60代半ばの録音。スタジオで録られているが、どうもホールトーンが人工的なのが気になる。シャープに録られているわりにはホールエコーが強めなので、人工的にエコーを付加したのではないか。御歳なので、化粧は必要と判断したのだろう。もっとも最近の録音でもこんな感じは多い。ヴァイオリンは近くで聴くとけっこうきつい音なのである。

サパテアードとかは、ハイフェッツをしこたま聴いてきたので、同列に論じられるものではないことは一聴して分かる。このCDの演奏を「技術はともかく心は・・・」と持ち上げる気にもなれない。伝説の奏者の晩年の記録、ということでいいのではないだろうか。

録り方か、楽器か、テクニックか、何とも言えないが、ヴァイオリンの音は重い。たとえばフランチェスカッティのステレオ初期の録音はもっと軽い音だ。もちろん軽い音のほうが好みである。ちなみに聴きなおしてみたが、古いフランチェスカッティの録音のほうが圧倒的に自然だ。

この人が同時期に出したバッハの無伴奏は廃盤のままである。再発されたら聴いてみたい気持はあるが、技術的には期待できないに違いない。

演奏: 諏訪根自子, 田中園子
作曲: ベートーヴェン, ラヴェル, サラサーテ, シューベルト, モーツァルト他

1. ハバネラ形式による小品
2. サパテアード
3. アヴェ・マリア
4. ロンド~ハフナー・セレナードより
5. G線上のアリア
6. ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24≪春≫ 第1楽章:アレグロ
7. ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24≪春≫ 第2楽章:アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ
8. ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24≪春≫ 第3楽章:スケルツォ、アレグロ・モルト
9. ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24≪春≫ 第4楽章:ロンド、アレグロ・マ・ノン・トロッポ
10. ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47≪クロイツェル≫ 第1楽章:アダージョ・ソステヌート-プレスト
11. ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47≪クロイツェル≫ 第2楽章:アンダンテ・コン・ヴァリアツィオーニ
12. ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47≪クロイツェル≫ 第3楽章:フィナーレ、プレスト
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by yoshisugimoto | 2014-02-11 18:07 | クラシック音楽CD | Comments(0)