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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオと歴史映画のブログ [杉本良明]


by yoshisugimoto

ブルックナーの9交の4楽章付き補筆バージョン

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ブルックナーの9交の4楽章付き補筆バージョンは出ているのは知っていたが、3楽章の完成度が十分に高いため、聴かずに来てしまった。この2012年録音のラトル盤は現時点で最もオーセンティック、完成度も高いようだ。CD1枚に収録されているのもすごい。何と82分超だ。当初は第九の長さ74分の触れ込みだったが、最近はCDの規格も徐々に改訂され、100分近くまでは入るらしい。

問題の第4楽章だが、一言で言えば、ミステリアスな曲想だ。取ってつけたような感じはないが、境地は3楽章ほど高くはない。ま、難しいことは言わずに楽しめばいいと思う。4楽章バージョンが今後定番となるのは少々無理な気がする。マーラーの1交の「花の章」のような扱いになるかもしれない。

我が家のCDは古い録音ばかりで、2012年というと、超最新録音だ。でも大差がある感じはない。アマゾンで新古品(わずかに安い)を注文したところ、何と新品が届いた。たまにこういうことはある。

ブルックナー交響曲第9番(第4楽章付)
ラトル&ベルリン・フィルハーモニー
補筆完成版 最新改訂ヴァージョン

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB109(第4楽章補筆完成版) [82:18]
 第1楽章:Feierlich: Misterioso [24:02]
 第2楽章:Scherzo: Bewegt,lebhaft [10:59]
 第3楽章:Adagio: Langsam [24:34]
 第4楽章:Finale: Misterioso, nicht schnell [22:43]

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 録音時期:2012年2月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)
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by yoshisugimoto | 2013-09-23 10:39 | クラシック音楽CD | Comments(0)