シェルヘンのリスト
2012年 01月 23日
1950年代末を前後としたステレオ初期はいろいろなレーベルがしのぎを削った。Dレンジ・Fレンジだけを取れば、マーキュリーやエベレストは素晴らしい。しかし、一方で音に荒さが感じられる。デッカはやや人工的。CBSはイマイチ。グラモフォンはまあまあというところだろうか。
そのなかでクセがなくバランスがよかったのがウェストミンスターだ。ただステレオ期にはすでに勢いがだいぶ衰えており、ステレオ録音は多くない。モノラル主体のレーベルと言っていいだろう。しかし、少ないながらステレオ録音に優れたものがある。
ウェストミンスターは現在廃盤が大半だが、いずれまだボックスセットで再発されるだろう。シェルヘンに限っては娘さんが主宰するターラから出続けると思う。
シェルヘンのリストは現在中古で結構な値がついている。曲は必ずしも人気があるとは言えないが、素晴らしい優秀録音だと思う。
by yoshisugimoto
| 2012-01-23 10:51
| クラシック音楽CD
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