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クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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生以上のバランス

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大阪交響楽団の名曲コンサートに行ってきた。生のオケと比較すると我が家の装置は低音出しすぎのバランスである。生のオケはコントラバスなんかそう音量が大きいというわけでもない。

しかし、そこからどう考えるかである。家庭では生のオケと同じ音量を出せない以上、ストイックに低音を絞るより、低音を出して小音量でオケの音を擬似体験できるようにするのを選択したい。
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上の図はフレッチャー&マンソンの等ラウドネス曲線である。ひとことで言えば、人の耳は赤くプロットされた線が上にあるほど感度が悪く、下向きになっているところは感度がよいということになる。

1.音が弱くなる(小さくなる)と高音に比べ低音が極端に感度が悪くなる。
2.どの音圧でも3KHz~5KHzは、非常に感度が良い

このことから、調整に際して3KHz~5KHzの帯域は、他の音域に比べて3dB以上下げることも場合によっては、必要となるし、等ラウドネス効果から低音は多少はブーストしても不自然にならないということが言える。。

ただ従来のトーンコントロールは実に使いにくい。単に低音をブーストすれば、超低域のコーンの振れが大きくなってしまう。単に高音を絞ればハイ落ちの「古い」音になってしまう。

マッキントッシュのMA7000は5バンドイコライザーが付いており、これがいい。現状は150Hzを2時にして、1500Hzを10時としている。他はフラットである。こうして、フレッチャー&マンソンの等ラウドネス曲線に従って補正をかけているわけだ。

日常生活で鳴らす再生音は生とは同じに扱えない。だから生とは異なるバランスで鳴らすことは必要だと思う。

長岡さんは大音量派だったから、トーンコントロールの類はあくまでスルーだった。何よりも鮮度を追求されたわけだ。しかし、大音量派でもないのに、長岡さんにならって等ラウドネス効果を意に介さない人が大半だが、おかしなことだと思う。

しかし、趣味の世界である。他人のことをとやかく言う筋合いはないのである。
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by yoshisugimoto | 2012-01-16 15:15 | Comments(0)