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録音を聴く

クラシック音楽とジャズとオーディオのブログ


by yoshisugimoto
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J.A.T.P. in Tokyo

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1953年の名高い日劇ライブ。オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、ハーブ・エリス、ベニー・カーター、ベン・ウェブスター、フリップ・フィリップス、チャーリー・シェイバース、ビル・ハリス、ウィリー・スミス、ロイ・エルドリッジ、ジーン・クルーパ、J.C.ハード、そして、歌手はエラ・フィッツジェラルドといった面々である。

クラシックと違い、ホール収録なのにマイクは楽器にオンにセットされ、驚くほど鮮度の高い音だ。日本での録音だが、米国のレベルと遜色ない。ベースなども十分な音量で拾っている。当時でもPAはあったものと思うが、どうもPAっぽい音でもない。

おどろくべきは会場のノリだ。口笛や歓声は米本国と変わらない。53年といえば昭和28年。わずか8年前までは「欲しがりません、勝つまでは」といっていたわけだ。進駐軍も聴きに来ていたのだろうか。豹変は驚くほどだ。

若き日のピーターソンが聴けるが相変わらずの超テクで、ニンニンニキニキと唸って演奏している。秋吉敏子はこの折にピーターソンに見出されて渡米するわけだ。レイ・ブラウンもおなじみの節回しが聴かれる。エラ・フィッツジェラルドとは離婚した直後ではなかったか。演奏、記録的価値(とくに日本での)、録音状態を考えると、絶対見逃せないアイテムだ。

ディスク:1
1. Tokyo Blues
2. Cotton Tail
3. Nearness of You/Someone to Watch over Me/Flamingo/I Surrender Dear/SW
4. That Old Black Magic
5. Tenderly
6. Up
ディスク:2
1. Sushi Blues
2. Alone Together
3. Swingin' Till the Girls Come Home
4. (Back Home Again In) Indiana
5. Cocktails for Two
6. Don't Be That Way
7. Stompin' at the Savoy
8. On the Sunny Side of the Street
9. Body and Soul
10. Why Don't You Do Right?
11. Oh, Lady Be Good
12. I Got It Bad (And That Ain't Good)
13. How High the Moon
14. My Funny Valentine
15. Smooth Sailing
16. Frim Fram Sauce
17. Perdido
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なお、日本劇場(にほんげきじょう)は、かつて東京都千代田区有楽町に存在した劇場。日劇(にちげき)の通称で知られた。1933年(昭和8年)竣工。戦時中の空襲による被災や、終戦後の占領軍による接収も免れ、半世紀近くにわたって日本芸能界のひとつステイタスシンボルとして存在した。1981年(昭和56年)再開発により解体。跡地には有楽町センタービル(有楽町マリオン)が建てられた。昔は日劇に出演するのが一流芸人の証しだったそうだ。カーネギー・ホールみたいだね。
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Commented by vacuumtube at 2009-11-19 15:28
日劇、懐かしいですねぇ。しかし録音と言うのは時代の記録でもあって、その時代に思いをめぐらすのが楽しく最近は古い録音を漁る機会が増えてきました。今回ご紹介頂いたアルバムも探してみます。
Commented by yoshisugimoto at 2009-11-20 07:02
日劇はこのCDで初めて知りました。JAMセッションというと単なるお祭りという感じがなきにしもあらずですが、この録音は伝説のプレーヤーたちが登場、昭和28年の日劇にスリップできます。
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by yoshisugimoto | 2009-11-19 07:20 | ジャズ | Comments(2)