88760
2009年 10月 29日
「自分は刺激的な音が大嫌い。高価なケーブルほど音は生々しくなっても、刺激音が強くなる。ケーブルはいちばんボケッとした音をだすのが一番いいくらいだ」
と書かれていたが全面的に同感である。ケーブルで音を良くしようとしてはいかんのではないか。考え方としては、ケーブルを通過すると確実に音は劣化するので、劣化を最小限にとどめるケーブルがいいわけだ。とくにRCAケーブルはそうだと思う。
プロケーブルのサイトではあの独特の口上でベルデンのケーブルを褒めちぎっている。かなり割り引いて読んで来た。実際8412は一番ボケッとした音を出すケーブルで、消去法で選択したわけである。
しかし、88760には驚いた。一番色がつかない感じがする。音はマイルドだが、引き締まっている。これがペアで4000円台は断然優れモノだ。いままでRCAケーブルは何種類も買ったが間違いなくベストであると感じる。これを入手以来、うちの装置は表現力が過不足ない感じで、満足している。
たとえばこのブログでもずいぶん持ち上げているが、全面的に同感である。
http://blog.goo.ne.jp/sugar-s310/e/2a079b52bcd91442dcbd6ec8decff14e
ただSPケーブルや電源ケーブルは多少色がついても、自分の好みの音が出るほうがよいと思う。スピーカーを筆頭に、色付けのない機器はないわけで、毒をもって毒を制するしかないわけだ。
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vacuumtube at 2009-10-29 15:25
私も上杉氏の言葉に同感です。刺激的な音は敬遠したいと思いますし、全てにおいて多少「粗」があってこそ自然で長く付き合える音なんだと最近では思っています。それとオーディオ機器は「味」があってこそ楽しいですよね。色々な「味」を混ぜ合わせて自分なりの「正しい音・好みの音」をセンス良く創って行くのがオーディオの醍醐味なんだと思います。
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yoshisugimoto at 2009-10-29 22:04
個人的に再生音に必要なのは木綿の肌触りだと思っています。木綿の肌触りでないと聴き飽きるし、和めないし、くつろげない。巷のショップには錦のような再生音が多いですね。
by yoshisugimoto
| 2009-10-29 07:15
| オーディオ
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