TARA LABSのPRISM 5
2009年 01月 31日
独モニターのPC10Sは不動のSPケーブルと信じていた。これだとRCAケーブルに一番おとなしいBELDEN 8412を使わないとバランスが取れない。しかし、この組み合わせはどうも良くない。BELDEN 8412は所詮ただの銅線だと感じている。情報量が少ないのだ。
試行錯誤として英国のVITAL AUDIOのVA-265を入手してみたが、これもBELDENと同じで、情報量は多いとはいえない。
発想を転換して、PC10Sの代わりに5.5スケ電力キャブタイヤケーブル(ラバロン)をSPケーブルに使う。これにカルダスのゴールデン・クロスをつないだところ、ほぼ意中の音になった。
しかし、まだ若干きつさ・硬さを感じる。そこでだいぶ前に買ったTARA LABSのPRISM 5を使ってみた。PRISM 5は8Nケーブルのなかでは最もおとなしい音がする。これがずばり決まった。実に繊細微妙な音も出て、申し分ない。こんな素晴らしいケーブルだとは思わなかった。
やっぱりよくできた8Nケーブルは、プロ用のマイクケーブルにない良さがある。BELDENやVITAL AUDIOが合うケースもあるのだろうが、あまり細かい音が出ないというのが実感だ。
PRO CABLEというサイトがある。大仰な語り口でクセがあるが、その説くところには一理ある。私もお世話になったが、割り引いて読んでおくのが正解だ。BELDENやVITAL AUDIOのマイクケーブルが至高のケーブルだとは思わない。
by yoshisugimoto
| 2009-01-31 20:23
| オーディオ
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